1/17.18設計士の自邸見学&相談会|予約制1日限定2組~in出西~
- 日時:随時 ※事前に電話、もしくはホームページでご予約下さい。
- 場所:出雲市斐川町出西

家づくりは、設計思想があってこそ成功します。その「考え方」を、設計士が実際に暮らす自邸で体感し、直接相談できる見学会。予約制・人数限定の特別イベントです。

家づくりは、「設計思想」が備わったときに初めて成功します。
SNSでお気に入りの空間を集めるだけでは、本質的に家づくりは成功しません。
なぜなら家は、かっこよくするための箱ではなく、暮らしを展開するための空間だからです。
可愛い。おしゃれ。好みのデザイン。それだけを集めても、
「暮らしやすい家」になるとは限りません。
本来、家づくりは
- 自分たちがどんな暮らしをしたいのか
- 敷地条件や日当たり、周辺環境
- 家族構成や将来の変化
- 予算という現実
こうした複合的な条件を踏まえた上で、
素材・意匠・空間構成を整理し、
自分たちに相応しい唯一無二のプランを導き出すものです。
だから大切なのは、
「たくさん事例を見ること」ではなく、
設計の考え方を理解すること。
ただ——
正直、それはとても大変です。
独学で学ぼうとしても、かなり難しい。
そこで私たちは、
設計士の自宅を実際に見学・体感できる機会を用意しました。
設計士がどんな思想で家をつくり、どんな暮らしをしているのか。
その空間に身を置きながら、直接、設計士に相談ができます。
- 自分たちは何を大切にすべきか
- 家づくりをどう進めればいいのか
- 何を削り、何を残すべきか
その場で一緒に考え、家づくりの「考え方」そのものを理解できる見学会です。
完全予約制・人数限定のイベントです。
家づくりで後悔したくない方は、
ぜひご参加ください。
~出西 「大倉の家」のみどころ~
■意匠性
出西の「大倉の家」は、当社所属の建築士による設計となります。
こちらの住宅は、令和5年度しまね建築・住宅コンクールにて
最終選考に残り、対外的に一定の評価を頂きました。
当建物は、出西地域の歴史ある文化に馴染み、四季の変化とともに、
建物の経年変化を大切にした暮らしをコンセプトにデザインしております。
敷地条件を読取り、冬の晴れた日は、朝から夕方まで明るく暖かい室環境となるように設計しております。
室内は、照明を落とすと、日中は、明るさと暗さが同時に現れます。
影がつくる時間の流れを感じる、落ち着いた空間となります。
TSK住宅展示祭開催時には、沢山のご来場者様より
大空間・大きな吹き抜けの、明るい空間に驚かれた感想を沢山頂きました。
■温熱環境・エネルギー性能
建物で暮らす快適性は、感性で感じる快適さの他に、物理的な快適さのデザインも大切です。
物理的な快適さは、性能表示の等級のみでは、表すことはできません。
車が構造・運転技術によって、乗り心地や燃費が全く違ってくるように
住まいも、建物構造によるハード面、設計技術によるソフト面により
発揮される ”快適さ” が大きく変わります。
物理的な快適さを示す温熱環境評価指数として
・PMV(Predicted Mean Vote,予測温冷感申告)
・PPD(Predicted Percentage of Dissatisfied,予測不快者率
(その温熱環境に不満足・不快さを感じる人の割合) がございます。
こちらの「大倉の家」は、「健康住宅 ファースの家」に採用される
ファース工法を採用しております。
ファース工法を利用しますと、ISO7730:2005 基準 カテゴリA(最高ランク)に属する
熱的快適域推奨値、局所不快推奨値 PPD 6 %以下(不満に感ずる人の割合)は容易に実現可能です。
室内での上下温度差は本より、床・壁・天井面間の表面温度差が比較的非常に少ないです。
間仕切りで閉め切ったトイレ・小屋裏空間、押し入れの中でも、物理的な快適さを提供できます。
ですが、大容量のエアコンが入っている訳ではございません。
大面積の床暖房、全館加湿器・除湿器もございません。
小屋裏の家庭用14帖エアコン1台(※1)で全館を調温しております。
万が一、故障したとしても、修理も家庭用壁掛けエアコンなので安心ですし、
エアコンは10年本体保証がつきます。
24年2月は、エアコン設定温度22度で
2階吹抜け、主寝室、リビング、脱衣室、玄関で
最低室温19度以上、相対湿度45%以上を全室で維持しました。
リビングでは、19度~25度、45%~60%で
中央値は22度、相対湿度は中央値は50%付近です。
相対湿度が高く維持されているのは、ファースシリカによる調湿効果です。
冬場は、洗濯物も室内干しで朝には乾きますので、コインランドリー要らずです。
アパートにお住まいの時は気になっていた
生乾きの匂いが気にならないとの感想を頂きましたが
24時間換気により調温された新鮮な空気が常に通っている為ですね。
奥様は、肌のカサカサが気にならなくなったそうです。
夏は反対に相対湿度が下がります。
また、エアコンの設定温度が22度ですが
晴れの日は、リビング・吹抜けの室温が24度~25度まで上昇しました。
敷地建物環境条件を計算したデザインにより、日射エネルギーの利用を行っています。
日中もご在宅で、朝も湯の利用をされるとのことですが
24年2月の電気代は 2万3千円(762kWh 中電オール電化スタイル ) とのことです。
実UA値0.39 W/㎡K、実BEI 0.52(省エネ基準一次エネルギー量の48%削減)の建物です。
24年にZEH補助金を活用して、太陽光発電を設置されたいとのことです(※2)
■耐震性能
弊社は耐震性能を、許容応力度計算(ルート1)による
耐震等級3耐風等級2を標準としております(※3)
この建物は、標準レベルからグレードアップしたSE工法を採用しております。
構造計算もより厳しい手法ルート2を適用しております。
・ご参考 令和6年能登半島地震におけるSE工法による建物被害報告
全612件中、SE構法の構造躯体への損傷は0件 https://www.ncn-se.co.jp/news/5895
※1 万が一の故障時を想定し、予備エアコンをリビングに設置しますが、現状設置されておりません
※2 蓄電池設置までも想定した先行配管は建築時に工事済
※3 2024年1月以降の新築着工物件