木村 嘉之 自己紹介へ

可視化すると面白い

公開日:2025/06/13(金) 更新日:2025/06/13(金) 日々のこと家づくりのこと

こんにちは。設計の木村です。最近の取組みについて紹介しようと思います。弊社の元出西モデルハウスはファース工法を利用しております。元来、構造躯体工法であるSE工法を用いたモデルハウスを計画しており、空調換気システムは当時の弊社仕様を適用するつもりでしたが、ファース工法を適用することになりました。元モデルハウスは、温湿度データの時系列を24時間計測しております。計測データの分析が独特のフォーマットで出力されるものから、どうしようかと課題でした。Excelでグラフ化もできるのですが、データ数が多い為(1日5センサで720行、×30日=21600行、×3カ月=64800行。これを振り分け)、もっと簡単に計算して可視化できるものが作れないかと考えておりました。同時に頻度分布を計算したり。そこで、火曜日と水曜日のお休みを利用して、実測室温湿度の可視化プログラムを作成しました。プログラムを実行すると、ブラウザが立上り自動で計算され可視化されます。頻度分布が出力できるものも作成しましたが、またの機会に。参考迄に下記が、2024年2月の元出西モデルハウスの室温および湿度の時系列データとなります。次は、ここにPMVを同時計算できるように可視化しようと考えております。PMVのヒストグラムを作成し、いかにファース工法が快適かということを可視化していく予定です。ちなみに、40坪の総二階に近い形状もあり、小屋裏の壁掛けエアコン14帖1台で冷暖房空調をしております。2月は22-24度で運転していることが多かったです。温度については、18度を切ることは当然ないのですが、主寝室の室温が相対的に低いことが判ります。これが何故かという原因分析を計算と照合しながら分析し原因を追究し、改良策を考えます。湿度に関しては床下が40%を切ることはありますが、室内は40%-60%内で変化していることが判ります(更に分析していきますが)これはファースシリカによる効果と考えられますが、実物件で同じ場所・季節・生活スタイルでの対象実験できないので。。。

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