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床へのこだわり

2021/04/22(木) 家づくりのこと

新型コロナウイルスの影響で在宅ワークの普及や、家で過ごす時間の価値が上がったことにより

家づくりを検討される方が少しずつ増えてきました。

 

 

家づくりの相談を受ける中、よく聞く内容として【床材】の話題があります。

 

『やっぱりモデルハウスと同じ、無垢床が良い。』※モデルハウスでは無垢材を使用しています。

『汚れに強くて掃除しやすい方が良い。』

『子どもの玩具でキズが付かないか心配。』

『こんな色が良い。あんな模様が良い。』

 

相談をされる皆様はそれぞれ【こだわり】があったり、【疑問】があったりするようですが

最終的に聞かれることは『結局、何が一番良いと思いますか?』という質問になります。

 

 

最近では床材も種類が増えてきているので、これがベスト!とは何とも言い難いですが

私はよく暮らしのスタイルや、家事の好き嫌いなどで判断してもらうことが多いかと思います。

 

例えば、無垢床をオススメしない方を例に挙げると・・・

 

・床の汚れはとにかく気になる。掃除は徹底して洗剤&水拭きしないと気が済まない。

・せっかくの新築だからキズを付けるのは絶対イヤ。いつまでも新品のような綺麗を保ちたい。

・リビングもキッチンも、洗面脱衣室も全部同じ床材を使いたい。

 

という【こだわり】をお持ちの方には、なるべく無垢床を提案しないようにしています。

 

 

 理由として、無垢材のデメリットに直結した【こだわり】を持っていることが挙げられます。

 

無垢材は板状になっていても呼吸を繰り返しています。

その中で水分や油分を吸収しやすいという特性があるため、過度の水拭きは逆にシミ汚れの原因になります。

また、杉や松、ヒノキといった針葉樹は軟らかい性質を持つため、キズが付きやすい木材と言えます。

 

上記に先述した【こだわり】をお持ちの方には、キズや汚れなどに強く、手入れもしやすい

建材メーカーのフローリング材をオススメしています。

 

 

では、どういった【こだわり】を持つ方にオススメしているかというと・・・

 

・日々の手入れは苦労ではない。愛だ!!

・汚して、キズが出来て、初めて【味(アジ)】が出る。

・木の質感に、肌触りに、匂いに惚れた。

 

という方々にはオススメしています。

 

先にデメリットで紹介したように、無垢材は板状に加工されていても呼吸を繰り返します。

そして人と同じように日光に当たると色が変わり、木それぞれの匂いがあります。

これらはフローリング材では再現する事が難しく、無垢材自体の良さにもなります。

手間暇かけて一緒に暮らす一部となるため、家族みたいに愛着が沸くようにもなります。

 

 

床は一度作ると、浴室やトイレのように簡単には取り換えが出来ません。

そして毎日必ず見るようになる家の一部なので、かなり悩む方もおられます。

 

無垢材が良いのか、建材フローリングが良いのか・・・

悩まれた時には、一度普段の生活を思い出してみて下さい。

生活のスタイルが見えることで、床材を選ぶ決め手になるかもしれません。

 

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