設計の木村です。
前回からの第二弾、実測値の分析の取り組みです。業務の合間に少しずつ進めています。
まずは可視化するツール作成として、気温湿度の時系列実測値をpythonでプログラミングし可視化することを、前回ブログで書きました。基本的にエクセル等は使わずに見れるのですが、見慣れたエクセルのが見やすいのでcsvで出力、ヒストグラムもできるようになりました。
各計測場所毎の毎月の気温と湿度の最大値、最小値、平均値、標準偏差を可視化と出力もできるようにしました。次に、空調の消費電力を重ねていく予定です。まずは、 ”エコ”で”快適さ”を実現していくかという時の、”指標値の作成方法” をテーマに動いています。
で、30分毎に平均化した値でPMVを計算し、時系列で可視化するものも作成してみたらどうだろうかと考えました。PMVを調べていくと、FangerのPMV式を見つけました。実験式のようです。PMV式を内部計算させ、可視化、出力できるようになりました。が、まだ計算結果が若干怪しく、検証必要。
また、着衣量cloの設定、代謝率の設定、平均放射温度の設定は、同じ居室でも、シーン毎で変わる(例えば寝室ならば、睡眠時は布団に入る為、リビング空間とclo値一定ではない。clo値は増える、また、寝室に同時に4人滞在すれば、放射温度は室温と同値ではないだろう。)ことを考え出すと、一律に設定するのは実態に合っていないなと。シーン毎(季節、各居室、各時間)に値を設定できるように、チューニングできる方が良いかと考えています。
そもそも深夜に考えることではないけど。
また、ホームズ君を用いたシミュレーションからの再現性の確認も同時に進めています。しかし、ホームズ君内の熱移動の設定の制約があり、今回実測した建物内の冷房の熱移動(主に対流)を再現しようと思うと、換気経路の風量設定を力業で使って合わせ込むしかないみたいで。簡単ではないですが、少しずつですが前進はしてるかな。。。明日は暦上は休みですが、木金と出張なので、週末打合せ準備です。